Piano & Keyboard Basic Technique (Online)
4-5 Diatonic Chord Voice Leading
これまで勉強してきた、Key CのDiatonic ChordのInversionを使いChord進行を滑らかに弾いてみましょう。
まずはKey CのⅠ△7、C△7を基本形で弾いてみます。そして、次のD-7も基本形で引いてみましょう。そうすると、手の形を保ったまま演奏することができます。
しかし、さらに滑らかにChordを演奏するにはD-7を前回練習した3rd Inversionで演奏します。するとC Chordの主音であるC (ド) の音を移動せずに演奏することができます。これでさらに滑らかに演奏することが出来るようになります。

次も同じようにD-7の3rd InversionからE-7の共通の音はDになるため、その音を移動せずに転回するとE-7は2nd Inversionを使用することになります。
E-7からFはEを同じ高さに持ってこれるようにしましょう。この場合はF△7は2nd Inversionを使用します。こうすることで同じ指の形を保ったまま演奏することができます。
次にF△7の2nd InversionからG7に行く時は上から2番目にあるファの音を共通で演奏することができます。要するに、G7を1st Inversionで演奏することができます。
G7の1st InversionのからA-7を演奏する時、共通音のソがありますが、この場合だと指の形を保ったまま平行移動して、A-7も同じ1st Inversionで演奏することになります。
B-7(♭5)はA-7のラの音を共通音にして演奏すると、基本形で弾くことができます。
これらを続けて演奏してみましょう。転回を変えずに演奏した場合、だんだん上行していってしまいますが、この連結を使用すればなるべく指の動きを少なくできます。そして、同じ音の高さでChordを演奏することができます。
【両手を使用したDiatonic Chord Voice Leading】
今先ほど演奏したものだと四和音の音の全てが密集してしまっているので、ピアノだと少しぐちゃっとした音になってしまいます。ですので、今回はRootを左手で演奏する方法を学んでみましょう。

C△7の3rd InversionからRootを抜いて左手で演奏してみましょう。そこからD-7も演奏してみましょう。この譜面の場合、D-7も3rd Inversionで演奏してみましょう。先ほどの四和音が密集している形とは変わってきます。
このD-7の次のE-7は2nd Inversionで演奏してみます。そうすると右手は大きく動く必要がなく、押さえることができるでしょう。
以前に話したD-7のRootを抜いた形はFのトライアドと一緒、E-7のRootを抜いた形はGのトライアドと一緒、というものをまた思い出して演奏してみましょう。
F△7は今弾いたE-7の形を上に平行移動させて演奏しましょう。次のG7は少し動きます。A-7は先ほど言ったように、右手はCと同じ押さえ方になります。B-7(♭5)はA-7と同じ転回形で演奏します。
左手の音は右手より上にならない限り、どの高さのRootでも問題ありません。
ゆっくり弾いてみましょう。先ほどの右手で四和音を弾いた時よりスッキリと聞こえると思います。
【解説まとめ】
Key CのDiatonic Chordを滑らかに演奏するコツ
- C△7からD-7への移動では、Cの音を変えずにD-7を3rd Inversionで演奏
- D-7(3rd Inversion)からE-7(2nd Inversion)へは共通音のDを維持してスムーズに進行
- E-7(2nd Inversion)からF△7(2nd Inversion)ではEを共通音にしてスライド
- F△7(2nd Inversion)からG7(1st Inversion)はファを共通音にしつつ移動
- G7(1st Inversion)からA-7(1st Inversion)はソを共通音にして平行移動
- A-7からB-7(♭5)はラを共通音にしてB-7(♭5)を基本形で演奏
- 転回を工夫することで指の動きを最小限に抑え、同じ音域でChordを演奏できる
両手を使用したDiatonic Chord Voice Leading
- 右手の四和音が密集しないよう、左手でRootを担当
- C△7(3rd Inversion)のRootを左手に移して右手の和音をスッキリさせる
- D-7やE-7も同様にRootを抜いた形で演奏し、トライアドとして意識すると移動しやすい
- F△7はE-7の形を上に平行移動、G7は少し形を変えつつ移動
- A-7はCの形を平行移動、B-7(♭5)はA-7と同じ転回形を使用
- 左手のRootは右手より高音域にならなければ問題なし
- 全体的に右手が大きく動かなくて済むので、音がまとまりやすく聴こえる
