Pops Horn Arrangement Workshop
4-4 4,5度のハモリ
ホーンセクションの打ち込みフレーズとハーモニー
ホーンセクションの打ち込みフレーズでは、3度ハモリや6度ハモリなどを活用していきます。
上パートにはトランペットやフルートなどを、下パートにはサックスやトロンボーンなどを割り当て、音域や楽曲の雰囲気に応じてハーモナイズを検討します。
1.3度ハモリ、オクターブユニゾン、4度ハモリの例
最初の譜面では、2小節目が3度ハモリになり、続く部分でオクターブユニゾン、最後の部分が4度ハモリになります。

このフレーズは、上パートをトランペット、下パートをアルトサックスが吹く想定で書かれています。
実際に再生すると、3度ハモリ部分の厚みや、ユニゾンによる力強さ、4度ハモリの少し独特な響きを確認できます。
2.トランペット×テナーサックス(またはトロンボーン)の例
次の譜面は、上パートにトランペット、下パートにテナーサックスまたはトロンボーンを想定して書かれています。

このとき、どの音域でハモリを配置するかがポイントになります。
譜面の一部では5度ハモリになり、別の箇所では6度ハモリを使って音の動きに変化をつけています。
また、オクターブユニゾンや4度ハモリも所々に取り入れ、最後の音だけ6度ハモリにするなど、意図的に響きのバリエーションを作っています。
実際のサウンドを聴くと、トランペットの明るい音色とテナーサックス(またはトロンボーン)の低めの音色が合わさった独特のハーモニーになります。
3.テナーサックスとトロンボーンの例
この段では、上のトップノートをテナーサックス、下のパートをトロンボーンに想定して書かれています。

低めの音域を使う組み合わせになるので、4度や3度などのハモリを中心に、オクターブユニゾンを挟みながら進行させています。
特に低音域でのハモリは重厚感を出しやすい反面、濁りやすいので音程や和音構成に注意が必要です。
実際に再生すると、落ち着いた太めのホーンサウンドが得られます。
4.フルートとフリューゲルホルンの例
最後は、フルートとフリューゲルホルンという柔らかい音色同士を組み合わせた例です。

先ほどのような3度ハモリを基本にしつつ、一部でオクターブユニゾンを取り入れています。
フルートの繊細さとフリューゲルホルンの柔らかく暖かみのある音色が合わさることで、しっとりとしたホーンセクションに仕上がります。
ゆったりとした楽曲や、雰囲気を重視するシーンで活用しやすいアレンジです。
【解説まとめ】
ホーンセクションの打ち込みとハーモニー
- 3度や6度、4度、5度などのハモリを活用
- 上パートと下パートの楽器・音域を考慮してアレンジ
3度ハモリ・オクターブユニゾン・4度ハモリの例
- 2小節目が3度ハモリ→オクターブユニゾン→最後が4度ハモリ
- 上パートをトランペット、下パートをアルトサックス想定
トランペット×テナーサックス(またはトロンボーン)の例
- 5度や6度のハモリを組み合わせ、音の変化を演出
- オクターブユニゾンや4度ハモリも要所で取り入れ、最後の音だけ6度ハモリに
テナーサックス×トロンボーンの低音域ハモリ
- 4度や3度を中心にハモリを配置、一部オクターブユニゾンも導入
- 低音域での濁りを防ぎつつ、重厚感あるサウンドを構築
フルート×フリューゲルホルンの柔らかいサウンド
- 基本は3度ハモリ、一部オクターブユニゾンで柔らかい音色を演出
- しっとりした楽曲や穏やかな雰囲気に適した組み合わせ
