大人になってぶつかる音楽の「壁」は、
どう越えればいいのか?
独学で作曲を続けているのに、どうも伸びている実感がない——。
そんな壁にぶつかっている社会人の方へ、先に結論をお伝えします。
この記事の結論
時間の限られた大人が音楽で成長する鍵は、「才能」でも「高価な機材」でもなく、自分の生活に合わせた「戦略」を持つこと。そして、その戦略の中心に置くべきが「音楽理論」です。
なぜそう言えるのか。この記事で、順を追ってお話しします。
突然あらわれる音楽の「壁」は、ひとりでは越えにくい
楽曲制作をしていると、様々な場面で、なかなか越えられない大きな「壁」がやってきます。そしてそれは、自分にしか見えない壁でもあります。
この「壁」の正体は、人によって様々です。
- —メンタル面によるもの
- —いつも同じ展開になってしまう「窮屈感」
- —単純な「技術不足」
しかもこの壁はとても厄介で、自分では原因に気づきにくい。ふと周りを見渡せば、壁にぶつからず活躍している人ばかりに見えて、「自分には才能がないんだ」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ですが、一度も壁にぶつかったことのないクリエイターなんて、一人もいません。「理想」と「現実」の狭間でもがき苦しんだ経験は、誰にでもあるものです。
確かに、音楽で生きていくには「才能・センス」も必要でしょう。ですが、それと同じくらい「音楽的な基礎力」も必要です。そして——才能を伸ばすことは難しくても、基礎力はアカデミックな知識を学ぶことで、誰でも上げていくことができます。
正解のない「音楽」の世界で、自分の力を確かに伸ばす。その数少ない方法の一つが、音楽を体系的に学ぶことなのです。
時間が限られた大人にこそ、「戦略」が必要
音楽を教える仕事をしていて、本当に面白いと感じることがあります。それは「同じ内容をレッスンしても、出てくる音楽は人それぞれ違う」ということ。
上手く言語化するのは難しいのですが、これが所謂その人の「センス」の源です。そしてセンスは、幼少期に無意識で聴いてきた音楽に、意外なほど影響を受けています。
確かに、音楽教育は幼少期から受けていた方が有利です。それは単純に、音楽に向き合ってきた時間の長さだけでなく、脳や音感の育ち方にも関わっています。
しかし、だからといって「大人になってからでは無理」ということでは、決してありません。物心ついてから音楽を始め、プロとして活躍している人も数多くいます。
ただし、大人には大人の事情があります。子供の頃のように、まとまった時間を取るのは難しい。音楽大学や専門学校のように、平日の日中に2〜4年間、集中して学ぶのは、ほぼ不可能でしょう。
だからこそ——ある程度の年齢を過ぎてから音楽に向き合うなら、自分の生活スタイルに合わせた「戦略」が重要になるのです。
大人の音楽学習に、「音楽理論」は必須
では、その戦略の中心に何を置くべきか。MITC ACADEMYは、「音楽理論」だと考えています。
もちろん、幼少期から音楽に親しみ、たくさんの楽曲を自分でコピーしてきた方なら、すでに耳が出来上がっているので、理論をわざわざ学ぶ必要はないかもしれません。体系化ができていて理由づけはできなくても、様々な楽曲が作れるレベルになっているはずだからです。
ですが、もし大人になった今から成長を目指すなら、「音楽理論」抜きで進むのは、あまりにも遠回りです。
「音楽は耳が一番大事。だから沢山コピーすればいい」という意見もよく聞きます。確かに耳コピは有効ですが、自分の好きな曲から何かを吸収しようとしても、「なぜこうなのだろう?」がわからないままでは、応用が効きません。そして、子供の頃と違い、大人になってからの「疑問」は、解消されないとなかなか前に進めないものです。
昨今のSNSでも「音楽理論の必要・不要」論はよく巻き起こります。しかし大事なのは、音楽理論を知っているかどうかではありません。「音楽理論を使って、どう様々な音楽と向き合うか」こそが重要だと、私たちは考えます。
音楽理論は「音楽を分析する」ための1つのツール
MITC ACADEMYは、「Musical Insight Training Center」の頭文字を取って名付けました。直訳すると「音楽的洞察力トレーニングセンター」となります。
私たちが目指すのは、音楽理論を知識として暗記することではありません。いわゆる「音楽を分析する力」——これこそが、最も重要な力だと考えています。
音楽理論は、そのための「1つのツール」。ツールを正しく使えるようになれば、好きな曲がなぜ良いのかを自分で解き明かし、自分の作品に活かせるようになります。
時間がない社会人は、どう学ぶべきか
「まとまった時間」より、「長く走り続けられる環境」を。
大人になってから作曲をやりたいと思った動機は、何でしょうか。
- —「昔、音楽で食べていきたいと思っていたが挫折。再挑戦したい」
- —「今は社会人だが、いずれは音楽で食べられるようになりたい」
- —「音楽で生計を立てたいとは思っていないが、大好きな音楽を趣味として高いレベルでやりたい」
人それぞれ、理由は様々でしょう。もちろん、その熱意は音楽を学ぶ上で非常に大切です。ですが、気持ちだけではなかなか上手くいきません。作・編曲が満足いくレベルでできるようになるには、学ぶべきことがたくさんあるのも、避けられない事実です。
MITC ACADEMY以外にも、たくさんの音楽学校やスクールが存在します。「〇〇マスターコース」のような、卒業すればプロレベルまで連れて行ってくれそうな名前もよく見かけますが、正直なところ、殆どの学校がかなり厳しいと思います。
学校にいる期間だけ学んで「はい終わり!」なんてことは、絶対にありえません。音楽活動を続けていく以上、学習は一生続いていくからです。
確かに、3〜4年集中して学ぶお金と時間があり、適切な学校を選べば、しっかりした音楽力はつくでしょう。ですが、もし身にならなかった時の「リスク」も大きい。脱サラして音楽学校に入るような行為は、正直なところ、私は一旦止めることが多いです。
それでもやりたいという熱い思いがあるのは良いことです。ですが、「音楽で人生を壊す可能性がある選択」は、あまりにも無謀です。
主宰である私がMITC ACADEMYを立ち上げると決めた時、まず決めたのは「働きながら、本気で学習できる音楽学校にする」ということでした。なぜなら私自身、本格的に音楽を学び直したのは20代後半から。日本で、働きながら学習できる場所がなく、苦労した経験があるからです。
まとめ
大人になってからの音楽の壁は、正しい「戦略」で越えられます。
- 1才能や機材ではなく、「音楽理論」を軸にした学びを
- 2まとまった時間より、「長く続けられる環境」を
- 3独学の疑問を、体系的な知識で解消していく
MITC ACADEMYは、働きながら本気で学びたい社会人のための音楽学校です。
渋谷校とオンラインで、あなたのペースに合わせた学びを提供します。
まずは、あなたの現在地を知ることから。
お気に入りの1曲をお送りいただければ、主宰があなたの楽曲を診断し、
次のステップをお伝えします(無料)。
